金重巌の音

岡山県備前市で焼き物に携わっている金重巌のブログです

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ドクダミの花

今日は朝から雲が低く、雨が降ったり止んだりでした 窯詰めが終わりましたので 火入れをさせていただきました 火入れはいつでもいいものではなく 汐が干潮をから満潮を迎えるまでに火入れをします 午後、窯詰めが終わり干潮の時間を調べると ちょうど干潮過…

日々の作業から省みること

kaneshige-iwao.hatenablog.com わたしにとって伊部の土は特別な土です わたしが学んだ土作りはすべて手作業です 現代からすれば時代遅れなのかもしれませんが わたしには大事な勉強であり初心に還る時なのです そして手作業から学んだことは 土を大事にする…

今日を作る

先のことを案じてもどうにもならないと 思いながら 今日もろくろを回します 不思議に蹴ろくろの回る音しか 聞こえなくなってくるのです 気持ちと蹴ろくろの音が会話をしているようです

一輪の花

雲が低い日曜日です ミヤコワスレが咲いていたので 一輪、仕事場に生けました 一輪生けてあるだけで 仕事場全体がなにか生き生きとしてきますし、 仕事場にうるおいが感じられるのです

窯道具の掃除

窯掃除と同じく大事な作業が 窯道具の掃除です 登り窯に立てかけている白い板は「棚板」といって 棚板を窯のなかに組んで作品を並べていきます 棚板についた汚れをスクレイパーでこそぎ落として いきます この作業はただ掃除するだけではなく ヒビがないかも…

遠いむかしは

わたしの工房のある地域はかつては生活雑器を盛んに 作っていたそうです おとといぐらいから カメを作り始めました カメを作りながらふと 今このろくろを回している場所で 遠いむかしはどんな人がろくろを回していたのかと 想ったのです

窯焚きに備えて

窯焚きに備えて 大事な作業をしました 高台削りの跡などにバリがあります これを爪や指で擦って表面を滑らかにするのです こうなります バリ取りですが検品にもなります 陶印忘れや乾燥のときに割れなどがあるからです あと仕事の見直しにもなります 時間が…

割木のこと

焼きものの工程の中で 必要なものに 割木があります 主に赤松を使っています 生木の割木を買ってしばらく乾燥させます 買って年数が経ちすぎてもいけないのですが 窯焚きの一年前には用意するようにしていますが なかなかスケジュール調整がむずかしいのです

醤油を仕込む・・・

午後はカメを作りました 醤油を仕込むためのカメです しばらく乾燥させます 明日から天気が下り坂ですので乾き具合が どうでしょうか?

馬蹄形の土

このところお天気がよいので 土の乾きが早いようです 午前中に柔らかい土が午後にはちょっと乾きすぎた ということもあります ちょっと早めに揉みました 少し乾かすために馬蹄型に土を整えて しばらく置くことにします

仕事場の歴史を・・・

木の台です 土を練るときに使います 土を練るとか土を揉むとか表現します 土練り台・・・ 土揉み台・・・ かなり重い台です いつの頃からここへ置いてあるかはわかりません この仕事場の歴史をずっと見ている 土揉み台・・・ 土練り台・・・ です

手慣れないように

ぐい呑をつくる場合 1つずづろくろで挽きます 予めぐい呑の重さで計って丸めておくのですが すべて同じ重さで丸めません 何グラムから何グラムの間で重さが収まれば丸めてしまいます 当然ぐい呑1つずつ大きさが異なってきますが それで良いと思っています

伊部の土

伊部の土は田土と書くように たんぼの底の土です 今日ぐい呑を挽いた土は20代のころに 拵えた土です 土の色も濃いネズミ色をしていて とても粘りが強い土です 伊部の土にふれるとき 古の伊部の風土を想うのです

少し晴れたので

少し晴れたので土上げをします 水につけた陶土をドベ鉢(素焼きの鉢)に 移します 柄杓かなにかを使うのでしょうが わたしは素手で移します 土の感触を直接手で感じるので 移すとこんな感じになります しばらく置いて脱水します

わたしの青

下の写真は 中東の陶器に心ひかれ なにか自分の青ができないかと試行錯誤しているとき 偶然に出来た釉薬でした ちょうど今ころのとても暑いころだったと記憶しています 焼き上がってほどなく展覧会に出品したところ 海外へと貰われていきました わたし自身が…

土の表情

きのうの大雨は止みましたが曇り空です 一晩置いたので高台削りにはよい柔らかさになりました 長板一枚分のビールジョッキを削りました 伊部の土は色の浅い濃いのちがいはありますが ねずみ色をしています 削り終えた土はしっとりしています

高台を削りました

午後の雨は強くなりつつ 窯場の屋根に激しく降っています ちょっと柔らかいのですが 長板一枚分のビールジョッキを削りました もう一枚分のビールジョッキは明日以降に削ります シッタは濡れ布巾で囲って土納屋に保管します

梅雨の雨に・・・

窯場の屋根に落ちる雨は強くなったり弱くなったり そんな朝を・・・ ビールジョッキの高台削りに・・・ ちょっと柔らかいのでしばらくこのままにしようと思います

田土で作りました

田土のビールジョッキです 20年以上まえに土作りしておいた土で作りました 高台削りにすこし柔らかいので いい柔らかさになるまで干すことにしました

梅雨の晴れ間に

きょうも暑くなるのでしょうか 気候のためかろくろ引きしたうつわが 高台削りにいいやわらかさになりました

気候のおかげで・・・

きょうも暑くなるのでしょうか 気候のためかろくろ引きしたうつわが 高台削りにいいやわらかさになりました

梅雨の晴れ間に・・・土作り

梅雨の晴れ間に 土作りです 水を張った土管に細かくした原土を入れます ドロドロになった土を布をしいた素焼きの鉢 に移して数日置きます 要するに脱水です

汗落としつつ・・・

昨日、一昨日とよく降りました 朝から蒸し暑いです ろくろを蹴るごとにひたいの汗が落ちます

梅雨のひと休み

きのう、一日中降りつづけた雨も止み 水気をしっかり含んだわたしの仕事場は 静かにそして、しっとりしています そんな仕事場は伽羅木の香りにやさしく包まれています

仕事場のそうじ

いつ頃撮影したかわからないですが たぶん、今年始めだと思います しばらく仕事場の朝掃除を怠っていました 雑巾とバケツをもってきて掃除しました きれいになると気持ちも清々しくなりました でいくつかうつわを作らせていただいて 写真を撮ったのだとおも…