金重巌の音

岡山県備前市で焼き物に携わっている金重巌のブログです

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

庭の柿の木

庭の柿がだいぶ色づいてきました いつの頃からか実をつけてくれるようになり 今年も去年と同じくらい鈴なりに 実が生っています 少しずつ晩秋へと向かっています

土の表情

昨日は 午前中ろくろをひと休みして掃除が 出来ていないところを拭き掃除をして… あたたかい午後、 ろくろの上の土はいつものように 形になってくれました なんとなく土の表情が おだやかに見えます

土のあたたかみ

昨日ろくろに使った土は春先に作った土です 半年ほど寝かしたことになります ビニールに包んで寝かしておくのですが 土が呼吸できるように包みませんでした すぐ土が固くなりますが もんであげれば大丈夫なようです 土は生きものなのです

仕事場の花

白掛け徳利花生け 11月がもうすぐです 庭の秋明菊も花の盛りを過ぎて かわりにツバキの花が盛りのころと なりました 花が一輪あるだけで 仕事場の空気が潤います 枝ぶりのよさそうな一枝をもらって 仕事場の一角に飾りました

この瞬間の景色

夕方の日射しが部屋深くまで届くように なりました お床の土壁にはその日その時が映し出されて また、時間の経過と共に 色や形を変化してゆき とても神秘的な空間になります この景色は今の瞬間しかなく もう二度とないのでしょう

空の青に

吹く風に幾分、寒さを感じる 土曜日 伊部瓢一輪花生け ドベ鉢にあげた土はなかなか乾かなくなりました ふと見上げた空の青さに やさしさを思ってしまうのです そんな土曜日に 庭のセイオウボを 瓢の一輪花生けに生けました

村時雨に…

この時期の雨は 村時雨と言うのでしょう 朝方まで降っていた雨はひと休みです 伊部花器 村時雨をしっかり含んだ セイオウボが 幾分か下向きに咲いています 一枝を伊部花器に生けました

雨の庭に

朝から細い雨が降っています ろくろ辺の手桶も お湯が恋しい季節になりました 庭の秋明菊がちらほら咲き始めて 雨の庭に彩りを添えてくれています

静けさのなかに

夏のころは、 なにか騒がしかったような 記憶だったのですが このころは静かになりました また掃除がおろそかになっているようです 掃除が行き届けば、自分の気持ちも きれいになったように感じます

土もみの音

雲一つない秋晴れの午前中 土もみです このところ土つくりに時間を費しています 土もみの音が仕事場に響いて なにかしら気持ちが豊かになるのです

曇りの朝を…

灰いろの雲一面の 朝…すこし冷えを覚えて… ちょっと想うことに… あたたかいほうじ茶を飲みたくなりました お干菓子が一つだけありましたので。 赤絵の小皿にちょこんとのせて… 手にした湯呑みから伝わる、 やさしい温かさに、 何の答えを求めているのでしょう

朝の風景

いつだったか ホトトギスが咲いている枝を生けようと 思い 切りましたら つぼみのほうの枝を切ってしまいました 申しわけないのでそのまま伊部一輪挿しに 生けておいたら 今朝、咲いてくれました。 筋雲が空一面に広がって 秋らしいおだやかな一日になりそう…

キンモクセイの花の香り

おだやかな夕方を庭に面した縁側に 座って 窯から出した器の手入れをしています 蕎麦手一輪花生け 伊部瓢一輪徳利花生け 庭に 一本のキンモクセイの木があります 花の時期をむかえてその独特の香りに 手入れの手を止めてしばらく 見上げています キンモクセ…

すこし酔いたいとき

すこし酔いたいとき 小さな器を出してきて 何を考えるでもなく 手にした器に問いかけるのです

少し省みること

特別なにかがあった訳ではないのですが ピタッと 手が止まってしまうのです こんなとき 無理やり追い込んで造るのもいいのかも しれませんが‥‥ ヘタな考え休むに似たり 何かちょっとしたことでいいのです キッカケをさがしています