金重巌の音

岡山県備前市で焼き物に携わっている金重巌のブログです

2021-01-01から1年間の記事一覧

わたしの道

昨日まで広島県福山市にある老舗の百貨店、天満屋福山店において 作陶展をさせていただいておりました 会期中たくさんの方々にご来場いただき また福山店美術部の方々にも支えられていただき 閉会できました この場をお借りして御礼申し上げます 何日ぶりか…

花を生けるだけで

今日も、とんでもなく暑い日となりました 仕事場にエアコンをつけるのが嫌なので 聞こえるのは扇風機の音だけです めずらしく、障子を開けて外の光をいれて ムクゲを生けています 花をすこし生けるだけで、 おだやかな気持ちになれるのです しばらく、そのま…

独りの仕事場で

ぜんぜん、更新なかったです 画像もないので、去年の同じ頃の画像を貼ります 窯出しをすると一番時間がかかる作業があるのです 手入れ、というのですが 窯出しされた焼き物の表面、手が届く範囲全部に焼き物の破片で 擦るのです ゆのみサイズだと一つ30分ぐ…

窯の煙を見上げながら

先月の終わりから窯の掃除、窯詰め、窯焚を しました 本当に窯に火を入れれるのかなあと 思いながらだったのですが、ありがたいことに 無事、火を入れる事ができました 今回で何回目の窯焚かはわからないのですが 今までで一番、楽しく窯焚ができたように思…

昇る煙をみながら

この地で何回目の窯焚なのでしょうか 秋口まで窯焚を延ばそうかとも思ったのですが いろいろ考えた末にこの時期に火入れをしたのです 家族で窯焚をするようになってしばらくになりますが このスタイルがなんとなくわたしには合っているような気がするのです …

灯りの話

独り、窯の中に籠もって窯入れをしていたら ふと、思いました 古のひとは、どうやって窯の中で灯りを確保していたのだろうかと 今は、LED電球や蛍光灯があるので充分明るいのですが おそらく、お灯明かロウソクかだと思いますが ふと、そんなことを思ったの…

梅雨の晴れ間に

高台の削りをしないと、と 思いながらなかなか乾かないのですが ようやくいい柔らかさになったものから 午前中は削りました まだ削りには柔らかすぎるのを3点ほど残して 削り終えました ちょっと晴れ間がのぞいたので 画像を撮りました 白いバラを一輪、生け…

雨の日の過ごし方

今週のお題「雨の日の過ごし方」 について 雨が降ると樋という樋から水が溢れかえります 樋の詰まりを取らないとあたり一面水が跳ねて大変なことに なりますので。 家のまわりに生えている木々の葉などが樋にたまるようで 日頃の剪定作業ができていない結果…

ろくろ辺のアジサイ

いまにも降り出しそうな 雲行きです しばらくできていなかった 高台削りをしています 昨日の アジサイをろくろ辺におきました なにかアジサイに見られている心地です

梅雨の愉しみ

梅雨にあじさい ぴったりのペアです 開きはじめのときは白いろでしたが うすいピンク色、そして 濃いピンクへと変化していきました 梅雨の愉しみ方の一つです

梅雨のバラ

平年よりはやく梅雨入りしました 明け方に雨の音で目が覚めてしまい ボーっと 朝を過ごしていました ふと、 バラのつぼみ 梅雨をしっかりと含んだバラに なぐさめられました

ちょっと外に出た

家族に誘われて ちょっとピクニック気分です あいにくのくもり空でしたが 広々とした景色に 深呼吸ができました 思い返せば 久しぶりのことです たぶん今年初 中国地方は梅雨入りしたようですが 植物は待ちかねたように 花や葉を思い切り開いています ノイバ…

心は持ちよう次第

心のもちようの 大事さがよくわかりました 一生懸命になるあまり 知らず知らずよくない雰囲気を自ら作っていたようです 気持ちを常に 明るい方へ、明るい方へ。。。 きのう、夕方晴れ間がのぞいたので テッセンの花を2つ ガラスの鉢に浮かべました

椿の葉

降り続いた雨が止み 晴天の 朝日が椿の新葉にあたっています 椿独特のつやのある葉が 目にまぶしいのです

サマルカンドブルーにあこがれて

備前焼の色に無さそうな色が 青 です 青にとても惹かれるのですが 特に サマルカンドブルー と呼ばれる青には特別惹かれるのです ペルシャ青ともトルコ青とも 少しちがう青の表現にとても惹かれるのです 肌寒さを覚える午後、か細い雨が降ったりやんだりして…

下手な考え

よいうつわを造ることに専念しよう いろいろかんがえる事は止めよう 下手な考え休むに似たりだ 土のなりたい形に 我が手を添えるだけだ

じゃじゃ馬な土

ろくろをしやすい土より しにくい土の方が面白い ろくろ中に突拍子もない動きをする土 予測不可能な動きをする土 思い通りにならない土 そして そんな土を力ずくで形にするのではありません 土がなりたい形に手をそえる 土が主役なのです わたしはただ土の言…

省略の美

備前焼には いろいろな焼けなりがあります 胡麻、カセ胡麻、窯変、緋襷 など… これらの違いは主に窯の何処に 置いて焼くかで変わってきます これらの焼けなりは 非常にアピール力が強いので 展示会などにもかなりの割合で 展示されるようです わたしも良い作…

高台の削り

低気圧の影響なのか 風が冷たく仕事場も冷えます ビール呑みの高台を削る手も 冷えてかじかみます 日差しはよいので時折 眩しく手元が 見えなくなりそうです 高台を削る道具を カンナ と呼びます カンナを持つ時も 力を入れず、表現が難しいですが 遊ばせる…

造るこころ

ふと視線を甘い香りの先に移すと 花の盛りの水仙がありました うつわを造る 原動力は何なんでしょうか ただ素直に今この瞬間、造らなければならない 今、わたしはこの気持ちになりきれません 今世界を揺るがしている何かに わたしの気持ちは揺さぶられている…

うつわをつくる事とは

このところの陽気にさそわれて 庭の水仙は満開です うつわをつくる事 それはただ土の塊から形をつくることでは無 いのでしょう 身体が健康でないと健康なうつわは 出来ないでしょうし 心がおだやかでないとおだやかなうつわは 出来ないでしょう 健康なうつわ…

ぐらつく心

何十年かかって ああでもないこうでもない とやり続けた事を 考え方が違う と言う言葉で片づけられた時 ほど落ち込んだ事はありません しかし、 これぐらいの事を言われたぐらいで ぐらつく私の心も 何なんだと思うのです ちょっと歩いた道端にロウバイの花…

スイセンの花

暖かい日がしばらく続き、待ちわびたように 庭のスイセンが満開になりました 時季がくると咲き始め 花が終われば、また来年の花のために じっと養分を蓄える この地球のどこかにわたしのうつわを 待っている人がいる 拙いうつわを待っている人がいる わたし…

土練りのこと

今日は暖かいのか 10キロぐらいの土を揉んだら 汗がでます この土練り台は画像からはわかりにくいですが 中央が凹んでいます おそらく100年近く土練り台として使われた 結果でしょう 真っ平らではないので くぼんだところに土がひっかかって リズムよく土練…

1月15日の花

1月も中旬になりました 鉄釉1輪花生 1月は行く と言うようにあっという間に半分過ぎました そんな今日、 めずらしくカーネーションを仕事場に生けました めずらしいと言うよりも洋花を 仕事場に生けるのは初めてだと思います。 なかなかしっくりして良い雰囲…

今年の仕事始め

仕事始めです 土作りが今年の仕事始め。 画像は田んぼの下から角堀りした原土です 大きさは大きめのバレーボールぐらいです これを木槌でコツコツ叩いて細かく砕いて いきます 原土の粒子によって、大きく砕いたり、細かく砕 いたりします なかなか時間がか…