おだやかな夕方を庭に面した縁側に
座って
窯から出した器の手入れをしています
蕎麦手一輪花生け
伊部瓢一輪徳利花生け
庭に
一本のキンモクセイの木があります
花の時期をむかえてその独特の香りに
手入れの手を止めてしばらく
見上げています
キンモクセイの花の頃はちょうど
氏神神社のお祭りのころで
にぎやかな祭り囃子と
キンモクセイの香りが相まって
特別な記憶にさそわれます
少し枝をもらって
お床に飾りました